吉本芸人「スリムクラブ」暴力団の会合で闇営業、無期限活動禁止
大手お笑いプロダクションの「吉本興業」は27日、同社所属の漫才コンビ「スリムクラブ」の真栄田(まえだ)賢(43)と内間政成(43)が暴力団関係者の会合に出て「闇営業」をしていたとして、同社が2人を無期限の活動禁止処分にしていたと発表したことについて、朝日新聞、毎日新聞、デイリースポーツなどが速報で報じた。
スリムクラブの2人は、知人である他社所属芸人を通じて「飲食店オーナー」の誕生日パーティへの演芸提供を直接依頼され、参加したところ、その対価として一定の金銭を受領していたとしている。「飲食店オーナー」という話だったが、実際は暴力団関係者の会合だったという。この際、同社は通しておらず、いわゆる「闇営業」だったとしている。2人は、同社の聞き取りに「反社会勢力とは知らなかった」と説明しているという。
同社をめぐっては、反社会勢力が主催するパーティーに参加して金銭を受け取っていたとして、同社に所属するお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之をはじめ、ロンドンブーツ1号2号の田村亮ら11人を謹慎処分とし、当面の間、活動を休止すると発表したばかり。吉本興業は自社のプレスリリース内において、以下のようにコメントを発表した。
弊社所属のスリムクラブ 真栄田賢(まえだ けん/43歳)、内間政成(うちま まさなり/43 歳)を、本日をもって、無期限謹慎処分とする旨を決定致しました。
スリムクラブの 2名は、3年ほど前に、知人である、他社所属芸人を通じ、飲食店オーナーの誕生日パーティへの演芸提供を直接依頼され、参加したところ、その対価として一定の金銭を受領しておりました。
スリムクラブにおいては、認識はございませんでしたが、このパーティには反社会的勢力が参加していたものと、当社にて判断し、今回の処分に至りました。
関係各位、ファンのみなさまには、多大なるご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び致しますと共に、改めて当該芸人以外のタレントにもヒアリングを実施し、これを機に社員・タレントが一丸となってコンプライアンス遵守の再徹底・再構築を図ります。
上記リリースによると、同社は、「反社会的勢力が参加していたものと、当社にて判断し今回の処分に至りました」として、今回の処分を決定したという。スリムクラブ各人の「謝罪コメント」は以下の通り。
スリムクラブ 真栄田賢
「ファンの皆様、そして、僕と関係のある人たち全員に申し訳ない気持ちでいっぱいです。申し訳ございません。認識が甘く、このような形になってしまった事は、大変心苦しいです。謹慎して、その間に自分と向き合って、少しでも人の役に立てるよう頑張ります。この度は、誠に申し訳ございませんでした。」スリムクラブ 内間政成
「この度は、自分の認識の甘さが原因で、軽率な行動をとってしまい、誠に申し訳ございませんでした。この謹慎で自分と向き合い、自分の生き方を堂々と話せる人間になりたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。」
先日の宮迫らの謹慎処分発表からわずか数日で、このような発表を再びおこなった吉本興業。この処分について、ネット上では多くの意見が挙がっている。